「問題解決力を高める」因果関係が成り立つ条件とは?

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社会生活をしていると、日々いろいろな問題が出てきます。問題を放置してしまうと、どんどん傷口を広げることになるので、問題を上手く解決していくことが必要です。

論理展開が幅広い目的のための基盤となる思考技術であるのに対して、因果関係は「問題解決」において重要な思考技術です。

因果関係とは、「二つ以上のものの間に原因と結果の関係があること」です。因果関係を正確に把握し、問題の原因を見つけ出すことで、有効な解決策を考えることができます。

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因果関係の条件

因果関係には「原因」と「結果」の関係性が成り立っていないといけません。その関係性を見つけるには、3つの条件があります。

それは

  • 時間軸上、正しい順序であること(原因の後に、結果がくること)
  • 相関関係が存在すること
  • 第3因子が存在しないこと(嘘の相関関係に気をつける)

では、詳しく見ていきましょう。

時間軸上、正しい順序であること

問題が生じて因果関係が成り立つ時、「原因」が先にあって「結果」が後にあります。つまり、原因は「結果の過去にある」という時間軸上正しい順序でないといけません。

例えば、今の自分に問題があると思っているなら、その原因は過去の自分の行動によります。未来の自分に原因があるとは誰も思わないでしょう。

相関関係が存在すること

相関関係とは、「二つのものが密接にかかわり合い、一方が変化すれば他方も変化するような関係性のこと」です。

変化するとはプラスかマイナスか、何かしら反応があることを指します。

例えば、「親の年収と子供の成績には、相関関係がある」という言い方をします。つまり、親の年収が高くなれば、子供の成績も良くなるという相関関係が見られることを言っています。

注意しないといけないのが、相関関係があるから、因果関係が成立するわけではないことを気をつけましょう。

「親の年収と子供の成績には、相関関係がある」ということで考えると、年収が高い親は、自分も大学を卒業している場合が多いので、教育の意識が高く、子供を塾に通わせているかもしれません。

また、親の年収が低くても、子供の成績がよい場合があるので、そこに相関関係があるとしても因果関係があるとは言えません。

因果関係と相関関係の違い

因果関係と相関関係はどう違うのか理解していない人も多いようです。

相関関係を簡単な記号で書くと「A⇔B」です。

なんらかの関連があって変化していることなので、「Aが変わればBも+-方向は関係なく変化する」逆に「Bが変わればAも+-方向は関係なく変化する」という関係性のことです。

一方で因果関係は「原因⇒結果」です。

相関関係のように双方向の関係性ではなく、因果関係は一方通行の関係性です。

例えば、「お酒を飲んだら酔っ払った」みたいに、原因と結果がハッキリしており、逆の方向性がないものです。

第3因子が存在しないこと

第3因子とは、2つの事象の原因となる因子のことなのです。

この第3因子が変化することで、2つの事象も変化する場合に、2つの事象の間で相関関係があるように錯覚してしまいます。

相関関係があるように錯覚することで、実際は因果関係がないのに、「因果関係があるのでは?」と思ってしまうことがあります。

わかりやすく記号を使って説明すると

「事象A」と「事象B」が相関関係にあるように錯覚している場合、「A⇔B」のように、相互に作用し合っているように見えています。

しかし、実際は「共通の原因である第3因子C」があり、「A⇔C⇔B」のような関係性で、事象Aと事象Bはつながりがなく、全く関係性がない場合があるということです。

まとめ

相関関係の中に因果関係が隠されているので、相関関係と因果関係は勘違いしてしまう人も多いので、区別して考えられるようにしましょう。

また、因果関係を見つけるとき、3つの条件を意識しましょう。

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