経済学者が教える「子どもの教育に時間とお金をかけるよい時期とは?」

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文部科学省が実施した「教育費負担に関する国民の意識調査」の結果で、子育てで何がつらいかという質問に、子どもの教育費の負担が大きいことがつらいという答えが71.3%も占めていました。

家計が負担する子ども一人当たり、幼稚園から大学卒業までに必要な平均的な教育費は、すべて公立の場合は約1000万円、すべて私立の場合は約2300万円の教育費がかかり、親が子育てでつらいと思うのもうなずけます。

このような背景があるなかで、限られたお金と時間をうまく使うために「子どもの教育に時間やお金をかけるとしたらいつがいいのか?」という疑問がわいてきます。そこで1992年にノーベル経済学賞を受賞したシカゴ大学のゲーリー・ベッカーが提唱した「人的資本論」という考え方を使って知ることができるそうです。

この考え方は、「子どもの教育を受ける期間が1年間追加されるごとに、子どもの将来の収入がどのくらい高くなるか」というもので、この考え方をもとに経済学者が各教育段階、小学校、中学校、高校、大学、大学院におけるそれぞれの収益率を調べました。

一般的に大学や大学院にお金と時間を増やした方が、子どもの将来に大きな影響があると思われているようです。しかし、実際は逆の結果になりました。小学校に入学する前の幼児教育時期にお金と時間を増やした方が最も収益率が高く、大学や大学院の時期が最も収益率が低いという結果になりました。

子どもの年齢が低いほど、教育にかけるお金と時間を増やした方が良いというのは意外な結果です。ではなぜ幼児教育に時間とお金をかけた方が最も収益率が高くなるという結果がでたのでしょうか?

それは人生で重要なことはお金だけでなく、仕事、恋愛、結婚、子育てなどもあり、家族や友人が周りに居てこそ人生を豊かに過ごすことができるのです。そのため学生が就職して人間関係が原因で仕事を辞めてしまいニートになってしまうことがあるように、勉強ができていくらIQが高くても、社会にうまく適応することができなければ人生を豊かに過ごすことは望めません。そのため幼児教育で学ぶ、社会との関わり方やしつけによる人格形成などが大きな影響を持ち、最も収益率が高くなると考えられています。

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まとめ

経済学者だけでなく、脳化学や心理学の分野でも幼児教育時期に身につけることが、人生の成功に大きな影響があると指摘されてます。そのため、私たち大人はもっと幼児教育に重要視する必要があり、「どのような教育方法が子どもの幸せにつながるか」大人が学び実践していかなければならないと思います。

最後にアルバート・アインシュタインの教育に関する言葉を紹介しようと思います。

学校で学んだことを一切忘れてしまった時に、なお残っているもの、それこそ教育だ。

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