外向性と内向性の違いが出るのはなぜ? 外向性を作るメカニズム

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                                                                                         photo ©Henry__Spencer

外向型の人は内向型の人よりもよく笑い、興奮しやすく、熱中しやすく、欲望を追い求めます。しかし、内向型の人は違います。

今回はこの外向性と内向性に違いが出るのはどうしてか?という疑問を解消していこうと思います。

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ポジティブ情動に対する反応性の違い

ビックファイブの外向性スコアが高い人は、お金やブランド物、名声などのステータスを持つことに強い関心があり、活動的で、恋愛やセックスを好み、衝動的に行動します。

このような物事を好むのは、それら全てが外向型の人をポジティブにしてくれるものだからです。活動によって感じた喜び、興奮、賛美、達成感、ロマンス、愛などの快感を手に入れるために必死になり、さらにポジティブになることを求めるのです。

では逆に外向性のスコアが低い内向型の人はどうでしょうか。内向型の人は外向型の人のように、ステータスに対する関心も薄ければ、活動的でもなく、社交的でありません。

これは外向型の人に比べて、内向型の人がポジティブになりにくいためです。そのため、外向型の人にとって価値が高い物事も、内向型の人にとっては大した価値を持たないものになるのです。

つまり、外向型の人はポジティブになりやすく、内向型の人はポジティブになりにくい。ポジティブ情動に対する反応性に違いがあるだけなのです。ここで勘違いしてはいけないのが、内向型の人がポジティブになりにくいからと言ってネガティブではないということです。ただ、平常心でいることが多いだけなのです。

ポジティブ情動のメカニズム

では、外向性と内向性はポジティブ情動の反応性に違いがあることはわかりましたが、どのようなメカニズムでこのようなことが起こるのでしょうか?

これにはドーパミン系の脳領域における反応性の違いにあるようです。正確にはドーパミンD4受容体(DRD4)と呼ばれる遺伝子の個人差とドーパミンD4受容体遺伝子と他の遺伝子の複雑な相互作用によるとされています。

このように結論ずけられた根拠としては、ラットにドーパミンの活動を増加させる実験を行うと、性的活動、探索活動、食物を捉える行動を増加させるという結果が出たこと。

そして、人間では精神病や神経系疾患の治療のため、患者にドーパミンと似た効果を持つドラックを使用する実験でも、多くの患者が快感を報告し、より高い刺激を求めるようになり、外向性とドーパミンの働きに強い相関関係がある為です。

もしこの結果を知って、遺伝だからと思って現在の自分に不満がある人の中には、落胆している人もいるでしょうが、外向性の遺伝子による影響はほぼ半分なのだそうです。なので、あとは生活環境と自分の努力次第で、不満を解消できるかもしれません。

まとめ

外向性と内向性に違いが出るのは、ポジティブ情動に対する反応性の違いによることがわかりました。また、この違いは遺伝子レベルでほぼ半分の影響があることがわかりました。

私は内向型なのですが昔はポジティブになれず、人と違うことで悩んだ時期がありました。これを知ることで自分は異常ではなく自然なことなんだと思って貰えればうれしいです。

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