論理展開の2つのパターン「演繹法(三段論法)」と「帰納法」

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論理の基本構造は、ギリシャの三大哲学者の一人であるアリストテレスによって考え出されて、論理的に正しい主張をする基本方法として、論理展開の「演繹法」と「帰納法」の2つのパターンを明らかにしました。

2つとも普段はあまり馴染みのない言葉ですが意味は、

  • 演繹法…正しい前提や情報から推論して結論を導く方法
  • 帰納法…複数の事象から結論を誘導する方法

で、この2つの基本構造が、正しい論理を支えているのです。

今回は論理展開の「演繹法」と「帰納法」について紹介していこうと思います。

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演繹法(Deduction)の仕組み

Deduction

演繹法とは、「2つの情報を関連付けて、そこから結論を必然的に導き出す方法」のことをいいます。また、演繹法は「三段論法」とも言われています。

簡単な例

  1. レジでお金の計算ミスがあった。(起きた事象)
  2. 機械はミスしない。(一般的なルール)
  3. ミスをしたのは、そのレジを操作した人だ。(結論)

例のようなことは、普段意識して考えていないでしょうが、起きた事象を一般的なルールに照らし合わせて考えて、結論を導いていることがわかると思います。

ただし、一般的なルールが間違っていると、その結果も間違うことになるので気をつけなければいけません。

例の場合だと一般的なルールが「機械はミスをしない。」となっていますが、故障ばかりしている機械(レジ)だと、導き出された結論は間違っている可能性が出てきます。

帰納法(Induction)の仕組み

Induction

帰納法とは、「複数の事象、ルール、主張、情報などから、いくつかの共通点に着目して、無理のない結論を導き出す方法」です。

例えば、

  1. 関東で地震があった。(事象1)
  2. 関西で地震があった。(事象2)
  3. 東北で地震があった。(事象3)
  4. 九州でも地震があった。(事象4)
  5. 日本の至る所で地震が起きているので、日本は地震大国だ。(結論、一般論)

帰納法は演繹法と違って、自動的に結論が導き出されるわけではなく、たくさんの知識と想像力が必要になってきます。

そして、帰納法では結論は1つとは限らず、人それぞれの知識と想像力の違いによって、結論に大きな差が生まれます。

当然、間違った答えを導き出すこともあったり、結論を出すことができないこともあり得ます。

考えることは大事ですが、前提や結論が間違っていないかチェックすることも、帰納法では必須だと思います。

演繹法と帰納法の組み合わせ

演繹法と帰納法は密接な関係性があります。それは、帰納法で一般化したルールを演繹法で使って最終的な結論を出すからです。

上記した帰納法の例を使って演繹法を使うと

  • 新しいビルの建設をする(事象)
  • 日本は地震大国だ (帰納法で出した一般論)
  • 耐震構造を取り入れて建設する必要がある。(最終的な結論)

ビジネスでは、市場調査して消費者のたくさんの情報を仕入れて、その情報を帰納法で考えて消費者のニーズを理解する。

そして、消費者のニーズ(一般論)を満たす為のサービスを演繹法を使って考える。というようなイメージで演繹法と帰納法を使っています。

まとめ

日頃から演繹法と帰納法を意識して思考するだけで、頭がかなり整理されると思います。

頭の中で考えることが苦手な人は、演繹法と帰納法の上の図を参考にノートに書き出して思考するといいと思います。

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