マシュマロ・テストで子どもが人生で成功し、お金持ちになるか予測する!?

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子を持つ親なら自分の子供の成功を願うのは当然のこと。大人になって良い仕事について、良いパートナーに恵まれて素晴らしい家庭を作り、たくさんの友人に支えられる、そんな幸せな人生を送ってほしいはずです。

そんな幸せを自分の子供が、大人になって手に入れられるか予測する「マシュマロ・テスト」という有名な心理テストがあります。

この心理テストを実施することで、自分の子供の性格特性を知ることができるので、マシュマロ・テストの成績によって、教育方法を決めるポイントにするのも良い考えです。

では、詳細を見て行きましょう!

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マシュマロ・テストとは

マシュマロ・テストは、1960年代にスタンフォード大学の心理学者ウォルター・ミシェル氏が「子どもの自制心の発達を知るため」に考案された有名な実験です。

最初マシュマロ・テストは、スタンフォード大学の職員の子どもたちが通う、学内付属のビング幼稚園で4才の児の子ども186人を対象に実施されました。(1968年〜1974年の間、550人以上が実験に参加)

この実験の結果、子どもの将来について多くの予測ができることがわかりました。

マシュマロ・テストで成績が良かった子どもは、学業成績が良く、社会的・認知的機能の評価が高く、目標を効果的に追求することで、将来的に成功してお金持ちになる可能性が高いです。

また、自尊心が強く、肥満になりにくく、欲求不満やストレスうまく対処できることがわかっています。

マシュマロ・テストの考案したきっかけ

ウォルター・ミシェル氏がマシュマロ・テストを考案したのは、3人の娘の成長に驚いたからだそうです。

娘たちが生まれた時は叫んでばかりでしたが、娘3人ともわずか数年で、お互いに相手を苛立たせたり、親を魅了する方法を学び、相手の心を捉える思慮深い会話ができるようになりました。

そして、おおむねじっと座って、欲しいものを手に入ることを待てるようにもなりました。

この娘たちの変化が、ウォルター・ミシェル氏に「意志の力はどこから来るのか」「なぜ欲求を先延ばしにできるなか」と自制心に興味を持ったことがきっかけだそうです。

マシュマロ・テストの実験方法

マシュマロ・テストの実験方法は、被験者である子どもが実験中に気をそらすことができないように、おもちゃなどがないテーブルとイスだけの簡素な部屋で実験します。

テーブルの上にはマシュマロが乗っている皿を置いておき、子どもを皿の目の前に座らせます。

実験者は「私はちょっと用事があるけど、マシュマロはあなたにあげる。でも、私が用事を済ませて戻ってくるまで我慢できたら、マシュマロをもう一つあげるよ。私がいない間にマシュマロを食べたら、二つ目はなしだよ。」と子どもに言って部屋を出て行きます。

実験者が退出してから、子どもがマシュマロを食べるまでの時間を計測し、食べることを我慢できる時間が長い子どもほど自制心が強いことがわかります。

そして、15分〜20分経過後に実験者は部屋に戻り、子どもが約束通りにマシュマロを食べていなければ、もう一つマショマロを渡すというものです。

実際にマシュマロ・テストを実施している動画があったのでご覧ください。

子どもたちがマシュマロを我慢している姿がとてもかわいいです。

マシュマロ・テストの注意点

自分の子どもの将来を予測するために、マシュマロ・テストを実験したいという人もいると思うので、マシュマロ・テストを実施する際の注意点を紹介します。

実験の適正年齢

マシュマロ・テストを実施するときは、被験者である子どもの年齢が4歳児ぐらいでないといけません。

3歳児ぐらいだと、言葉の意味を理解できない場合がでてきて、マシュマロを食べることを我慢しない可能性があります。

逆に5歳児以上になると、マシュマロを我慢するときに、歌を歌ったり、好きなことを考えるなど、マシュマロから気をそらす自制の手段を身につけているので、我慢することが容易になるためです。

マシュマロ・テストでは、言葉の意味を理解できて、衝動を抑えるための自制の手段を持たない4歳児ぐらいの子どもが適正なようです。

もし5歳児以上の子どもを実験する際は、年齢にあった報酬と実験時間などを調節して、自制心が最大限発揮しないといけない状況を作り出すことが必要だと思われます。

報酬に気をつける

昔の子どもはたいていマシュマロが好きだったが、最近はいろいろなお菓子の種類があるので、子どもにも好みがあります。

そのため、最近ではマシュマロではなく、クッキーやプレッツェルやキャンディなど、子どもに好きなお菓子を選んで貰って実験するようです。

マシュマロ・テストの目的は、子どもの自制心を測るものなので、将来の報酬と目の前にある誘惑との間で、強烈な葛藤を生み出せれば良いわけなので、子どもが喉から手が出るぐらい欲しがる報酬でないといけません。

実験者と子どもとの信頼関係があること

マシュマロ・テストを実施するときは、実験者と子どもの間に信頼関係が築けていることが重要です。

なぜなら、食べることを我慢できた後に、約束通りにマシュマロを必ず貰えると、子どもが信じていないと実験が成り立たないからです。

そのため、子どもの信頼を高めるために、遊ぶなどして子どもが気をゆるせる関係を築くことが必要です。(両親なら問題ないと思います。)

また、簡単な約束事を子どもと交わして、実験者が必ず守ることで信頼感を高めることができます。

マシュマロ・テストが成功やお金持ちになるか予測する!

マシュマロ・テストは、もともと自制心を働かせる方法を探るためのもので、子どもの将来を予測する心理テストではありませんでした。

しかし、実験での子どもたち行動と、その後の人生とのあいだで、つながりがあることがわかってきて、偶然にも子どもの将来を予測できることがわかったそうです。

では、マシュマロ・テストでどんなことが予測できるのか紹介します。

マシュマロ・テストで成績が良い子の人生

マシュマロ・テストを受けた子どもを遺跡調査して、両親や担当の教師に子どもを評価してもらうように頼んだ結果。

マシュマロ・テストの成績が良い子どもの青年期は、同年代の子どもと比べて、強い自制心を持つと評価されており、集中力が高く、聡明で、自力本願、自信があり、自分の判断を信頼しているそうです。

また、ストレスにさらされても、あわてたり、取り乱したり、混乱する傾向が弱く、感情的な未熟な行動を取らずに、理性的に振る舞う傾向が高いようです。

さらに、先のことを考えて計画し、目的を追求することがうまく、邪魔が入っても脱線する率が低いそうです。

25〜30歳ぐらいの成人になっても、長期的な目標追求が得意で、依存症になりにくく、対人関係においても、適応性があり、良好な関係を保つことが上手だそうです。

マシュマロ・テストを追跡調査することで、自制心が強いことが多くの恩恵を人生に与えてくれることがわかりました。

自制心が強い人の脳活動

ビング保育園でマシュマロ・テストの成績がよく、その後の人生でも一貫して自制が得意だった人とそうでない人の脳を調べました。

そうすると、前頭葉と線条体を結ぶ神経回路網(動機付けと制御のプロセスを統合する回路網)の活動がはっきり異なることがわかりました。

自制が得意な人は、思考、想像、感情や衝動のコントロールに使われる前頭前皮質(前頭前野)の活動が盛んでした。

逆に、我慢できない人は、脳の深くの原始的な部分で、欲求や快楽、中毒との結びつきがある、腹側線条体の活動が盛んであることがわかりました。

まとめ

マシュマロ・テストは、自制心を測定して子どもの将来の成功を予測できる指標です。手軽にできる実験なので、家庭でも行って見るのもいいかもしれません。

その結果、自分の子どもがマシュマロ・テストの結果が悪いからといって、子どもの将来を悲観的に見る必要はありません。

なぜなら、自制心は伸びしろがあり、特定の認知的な教育や子育てで高めることができるからです。

マシュマロ・テストの結果によって、教育方法を選択するのもいい方法ではないでしょうか?

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