ワーキングメモリの働きを悪くする原因とその対処法

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ワーキングメモリは人間の情報処理能力のことで、ワーキングメモリが強い人は頭の回転が早く、仕事や勉強など良い成果を出したり、認知症などにもなりにくい人です。

しかし、普段の生活で意識していないちょっとしたことが、強いワーキングメモリを弱めて、ワーキングメモリの働きをダメにしてしまうことがあります。

そこで今回は、強いワーキングメモリを維持するために、ワーキングメモリの働きを弱めてしまう原因について紹介していこうと思います。

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情報が多すぎるとワーキングメモリがパンクする

何か考えるときに、与えられた情報が多すぎて処理しきれないことがあります。

例えば、初めて経験することを(仕事など)、先生や先輩から教えてもらうときに、あまりにたくさんのことを言われすぎて、覚えることができずに混乱してしまうということです。

情報が多すぎると、ワーキングメモリにかなりの負荷が掛かってパンクしてしまいます。そのため、ワーキングメモリが上手く働いてくれなくなり、混乱して思考ができないので間違った言動をして失敗してしまいます。

情報過多でワーキングメモリの働きが悪くなるので、情報過多にならないように意識的に改善することで、ワーキングメモリの働きを維持することができます。

選択肢に制限を設けてワーキングメモリの負荷を軽減させる

ワーキングメモリの働きを維持するには、情報を抑えることが必要です。

例えば、欲しいものを買い物するときに種類が何十個もあった場合、より良いものを買いたいので、商品を吟味するときにすごく悩んでしまい、ワーキングメモリに過負荷がかかります。

こうなると、ストレスが増大して正しい判断ができずに、いつまでもくよくよ悩んでしまいます。

なので対処法としては、自分で判断基準を作って、選択肢を減らすようにしましょう。

簡単な方法はネット通販をするときにように、検索をする条件を決めて当てはまらない商品をふるい落とし、さらに、検索条件に優先順位をつけて選択肢を絞る方法です。

「色やデザイン、機能、価格、ブランド、サービスなど」人によって基準があると思いますが、自分の中に前もって選ぶ条件とその条件に優先順位をつけて最小限の選択肢にすることで、ワーキングメモリの働きを維持することができます。

また、商品を選ぶような時だけでなく、重大なトラブルがあり、問題解決をしなければいけないときなども、問題解決する部分を絞って、絞った中から優先順位をつけて一本集中して問題解決に当たりましょう。

そうするとワーキングメモリが上手く働き、正しい思考、正しい判断がしやすくなります。

欲望のまま衝動的に行動する

人間らしさとは、動物のように欲望に忠実で衝動的な行動を自制でき、思考力、想像力、冷静な判断力があることを言うと私は思います。

そんな人間らしさを司る脳部位が前頭前皮質(前頭前野)で、ワーキングメモリも前頭前皮質の機能の一つです。

人が暴飲暴食、タバコ、ギャンブル、恋愛やセックスなど、動物のように衝動的な行動に明け暮れる毎日を送るのも、ダイエットに何度も失敗するのも、前頭前皮質やワーキングメモリの働きが悪く、自制心が全く働かないためです。

有名な心理テストであるマシュマロ・テストの実験結果で分かるように、自制心がない人は学業や仕事での結果は出せませんし、イライラや不安などを抑制できないの情緒不安定で、依存症にもなりやすい人です。

自分自身で人生の誤った選択をしない対処法は、前頭前皮質やワーキングメモリを弱める衝動的な行動を少しずつ減らすようにしましょう。

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善悪を区別しないワーキングメモリ

衝動的な行動を避けなければいけない理由はもう一つあります。

それは、ワーキングメモリには善悪の区別がなく健全に働いていれば衝動を抑制するように働きますが、不健全だと欲望を後押しするように働くようになるのです。

つまり、人は依存性の高い行動を繰り返し行うことで脳が変化して、逆に悪いとわかっていても、その快楽を求めるようになります。

そして、ワーキングメモリは、その快楽を手に入れるために、思考力や想像力を使うようになるということです。

対処法としては、タバコ、ギャンブル、薬物などの依存性が高いものは、絶対避けなければいけません。

また、夢中になりやすいゲームでは、時間制限を設けたり、食事では腹八分目で止めるようにするなど、何かしらの制限を設けて、自制心を働かせることが必要です。

時間に追われる

人は時間に追われているとワーキングメモリに負荷がかかり衝動的になりやすくなります。

例えば、スーパーや電化製品販売店などでは、時間帯によってタイムセールを行っていることがあると思います。

タイムセールをやっていると、特に目的の商品でもないのについ衝動的に買ってしまうことは、誰でもあるのではないでしょうか?

タイムセールのような期間限定のセールが頻繁に行われるのは、それだけ大勢の人がワーキングメモリに負荷をかけられて衝動的になり、たくさんの商品を買ってしまうからでしょうね。

強いストレスやプレッシャーがある

ストレスはワーキングメモリを深く傷つけてしまい、感情のままに行動してしまうことが多くなります。

例えば、部屋にクーラーがない夏の暑い時期に勉強をするときに、窓から強い光と熱気がストレスになって、勉強に手がつかないということがあります。

また、重要な仕事を任されて、絶対に失敗が許されないというプレッシャーがあるとき、ワーキングメモリが働かなくなり、頭が真っ白になったり、不安や恐怖心が抑えられないこともあります。

ラットを使った実験でもはっきりした結果がでています。ラットにストレスを増やす酵素を与えて強いストレスを与えると、判断力が鈍り、注意散漫となって、衝動的な行動をとるようになります。

ワーキングメモリとストレスに関する研究では、心的外傷ストレス障害(PTSD)患者、家族を亡くした人、がん患者、天災を生き延びた人をた対象にした調査結果では。

強いワーキングメモリはストレスに対して予防接種の役割をはたし、ストレスを対処する上でも大きな役割をはたしているということが判明しました。

そのため、ストレスで衝動的な行動を取らないようにするには、ワーキングメモリをトレーニングして鍛えて、強いワーキングメモリにすることです。

楽をするとワーキングメモリが衰える

誰でも「勉強したくない」「仕事したくない」「好きなことをしてダラダラ過ごしたい」と考えてしまいます。

しかし、人間楽をして、体を動かさなかったり、考えることをしないと、体力や筋力は衰え、思考は衰えてしまいます。

当然、脳の前頭前皮質やワーキングメモリの働きも弱くなり、思考力、集中力、想像力、感情のコントロールといった脳力も衰えて、精神病や脳機能障害などになりやすくなります。

対象法としては、自分に適度なストレスを与えて、なんでも投げやりにならずに、楽をしないことです。

問題解決を諦めたり、どうせ無理だと投げやりになったり、自分に起きたネガティブなことを他人のせいにしたりなど、全てが逃げで、自分を甘やかしているので、楽をせずに頑張らないといけません。

痛みがワーキングメモリを阻害する

ワーキングメモリの研究では、すべての痛みがワーキングメモリを阻害して、まともに考えることができなくなるそうです。

例えば、歩いていてどこかに小指をぶつけた時の激痛から、腰や膝など慢性病のようにズキズキ痛むものも含めてです。

体調不良なども思考力を鈍らせるので、当たり前のことですが、毎日軽い運動をして体力や筋力をつけたり、バランスの良い食事をしましょう。

ワーキングメモリを改善した強化しよう!

現代のように毎日新しいことが起きて、その変化に適応したり、競争に負けないようにするには、ワーキングメモリが必要不可欠です。

もし自分が衝動的になりやすい、精神的に不安定で、悩みに対してちゃんとした問題解決ができていないと感じるなら、ワーキングメモリが弱っているからです。

なので、今回の記事を参考にワーキングメモリを弱める原因に対処してみてください。

そして、原因を取り除いたらワーキングメモリを鍛えるトレーニングもやってみましょう!

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